2010年2月25日木曜日

学生への「職業指導」、大学・短大に義務化へ

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201002230502.html

だそうです。一体、何をどうしようと言うのだろうか。
最近読んだ、「教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ (ちくま新書)」からすると、大学の専門教育とは別に、
・現在の社会で働くと言うことがどのようなことか
・働く上で必要な能力
・労働者としての知識
などの素養を教える教養教育が4年間通じて必要かも知れない。

これまで基本的に(特に理系の)大学の教育は、「研究者が研究者を育てる場」
であったかもしれない。昨今、研究をしたいと思って大学に来る学生なんて、通常の大学ではわずかかもしれない。


大学関連ニュース No.191
http://archive.mag2.com/0000192380/index.html
「職業や仕事への大学側の教育や学生支援が不十分」とあるが、そもそも「大
学は何を学ぶところか」ということをもう一度検討すべきではなかろうか。当然、多くの学生は大学を卒業すれば就職するのだから、就職に対する支援はすべきであろう。しかし「大学=職業訓練校」なのだろうか。またNO.162でも述べたが「新卒就職者の3割が3年以内に離職」といったような「勤労に対する意識」の問題は「授業」で解決する問題なのだろうか。

上記のような論議をした結果、今回の義務化という運びであれば仕方がない。しかしそうでなければ、ただ単に雇用状況への対症療法として大学を利用しているような気がするのだが。

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