2009年8月17日月曜日

学生にとって大学は何をするところか

この疑問にたいして、大学院を出てから自分で考えた答えは、
「学び方を学ぶ場だ」
でした。(正直、自分が学生のときは大したことを教えてもらった気はしない)
これはずいぶん昔から言われているようです。以下に、有名な梅棹忠夫の「知的生産の技術」から引用します。
全てを教えるのが教育ではない、とは思うが、それは少数の優秀な学生を育てれば良い時代にしか通用しなかったと言うことか。

「知的生産の技術」 梅棹忠夫・著 (岩波新書 1969年)より
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「大学は学問をおしえるところではない。学問のしかたをおしえるところだ」ということがいわれる。
しかし、じっさいはやはり、大学においても、学問の方法をおしえるよりも、学問の成果をおしえるほうに熱心である。
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