2009年8月9日日曜日

講義の消滅

昔は大学では基本的に”講義”と呼ばれていたが、最近は高校までと同様に”授業”と呼ばれています。”講義の授業回数”なんて表現も見られます。
Wikipediaを見ると、
「講義(こうぎ、lecture)は、大学などの高等教育機関での教育の形態の1つ。(中略)授業が、教師と生徒の共同での学習活動で、質疑応答や討議、グループワーク、自習など、様々な形態が学習課題に対応して、適宜用いられるのに対して、講義は、教師が自分が作成してきた講義ノートを読み上げるという形で行われる。」
と言うことの様です。

教授の考え方を説き聞かせる”講義”があったのがこれまでの大学でしたが、確立された学問と言うか、技能を教え授ける場になったと言うことでしょう。「どれだけの能力が身についたか保証する教育」が大学に求められるようになっていることが、講義が消滅したことと対応しているかもしれません。

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